pleated shoulder blouson

ボディの切り替えから肩にかけてプリーツを後ろ身頃まで施し、ショルダー部分に特徴的なシェイプを構築しています。その切り替え線はポケット部分にまで続き、24AW で提案したfloating pocket blouson の流れを組んでいますが、よりさりげない分量に抑え、シームから立体的に浮き上がるような構築的なデザインに落とし込みました。ウエストをマークするとよりそのシェイプが強調されます。自身が最初に購入したブランド、ジェスキエール期のバレンシアガのコートに思いを馳せ、構築的なシェイプとその高揚感、まだ着こなせない身体とのぎこちない記憶を元に作り直しました。そこからクリストバル・バレンシアガの構築的なアーカイブを観察し、構築感を残しながらも、さりげない主張と調和、また違和感を残すことを意識しました。ブルゾンはより重厚感のある素材とバリエーションを多く展開しました。素材や色によって全く異なる印象になるのも面白いアイテムです。ニット袖の切り替えのものはオリジナルのパーツを一つずつ手付で刺繍したスペシャルなアイテムです。